白山周辺(石川) 城山(310m) 2024年4月30日(火)  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:13 車道入口−−10:35 車道終点−−10:42 城山(最高点)−−10:45 本丸−−10:49 車道終点−−11:06 車道入口

場所石川県白山市
年月日2024年4月30日(火) 日帰り
天候小雨
山行種類山頂直下まで車で入れる山
交通手段マイカー
駐車場工事で通行止めの車道入口前に駐車余地あり
登山道の有無あり(主に車道)
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望悪い
GPSトラックログ
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コメント鳥越城跡。山頂直下まで車道が通じているが大雨による災害で通行止め(令和7年9月まで)。ただし歩く分には問題なし。最高点は鳥越城跡で山頂は本丸跡ではなく南端の隅櫓と思われる。春の花がたくさん咲いていて初めて見る種類のスミレもあった




車道入口。いきなり通行止め これでは車どころか工事業者さえ入れない
ウマノアシガタの群落。花はミヤマキンポウゲそのもの ヒメシャガらしい
ヤマルリソウらしい ヤマルリソウの株全体
八重桜がまだ咲いていた ツクバネウツギ
ツボスミレ キランソウ
どうもサワハコベっぽい ムラサキサギゴケ
ムラサキサギゴケの群落 車道から見た東側
白山手取川ジオパークの視点からの鳥越城跡解説
鳥越城跡案内図。体感的には左端(南端)が最高点
鳥越城跡解説
車止め 本丸西側を上がっていく
本丸入口の桝形門 より高く見える中の丸、二の丸方面へ向かう
中の丸門 二の丸
二の丸から南へ登山道が延びている 二の丸南端が最高点
最高点にあった標識 隅櫓の礎石かな?
どうやらこれが本物の「スミレ」らしい。初めて見た スミレの株全体
桝形門 解説
本丸門 解説
本丸の解説
本丸跡。広い
あやめが池 解説
車道入口の工事個所の重機 重機の背面には兎の写真
もう一台の重機にも兎。経営者の趣味? 工事は2024年8月いっぱいまで


 今日は天気が悪いので軽い山にする予定が、思ったよりも天気がいいので笠山に登った。その後は雨が降ってきたが非常に弱い雨で、簡単な山なら傘を差して登れそうである。そこで選んだのが近場で里に近い低山の城山。地形図によるとほぼ山頂まで車道が通じているので藪漕ぎは不要だ。問題は車道が通行可能かどうか。どうも今回の大型連休では林道という林道全てが通行止めであり、今回もあまり期待しないことにした。まあ、ここなら歩いても短距離なので問題ない。

 大日川沿いの県道を北上して城跡に通じる車道入口に到着すると、大雨による災害復旧工事中で通行止め。やっぱりまただ。ここでは入口で斜面崩れがあって大型土嚢と重機がが道路を塞いでいて、工事業者の車両さえ入れない状態だった。看板によると工事期間は今年8月いっぱいとのこと。通行止めの表示はあるが立入禁止の表示はないので、車道を歩いて山頂を目指すことにした。微かに雨が降っているので傘を持ったが、今回は城跡なのでカッパは不要だろう。

 大型土嚢横の縁石を乗越えて舗装された車道を上がっていく。当然ながら道は良好で歩きやすい。ただししばらく車が通行していないので路面の湿った箇所には苔が生えているようで滑った箇所があった。車道脇にはたくさんの花が咲いている。一番多いのはウマノアシガタの黄色い花で、次に目立つのは紫色のムラサキサギコゲ。よ〜く見ないとスミレと間違えそう。白いラッパ状の花であツクバネウツギも多く見られた。小さすぎて目立たないがツボスミレもあちこちで咲いていた。ツボスミレよりは目立つが地を這う低さで小さな花が集まったキランソウも見られた。ぱっと見では高山植物のミヤマムラサキに似たヤマルリソウと思われる花も。街路樹の八重桜は既に盛りを過ぎて花が散っている最中だった。

 入口の看板では工事は2箇所でやっているような書きっぷりだったが、上部の災害現場はまだ手をつけていないようで工事はなされていなかった。こちらは谷側の斜面が崩壊したようで、車道から見たのでは分からなかった。

 やがて建物と車止めのある車道終点に到着。ここには城跡の案内あり。常識的には本丸が一番高い場所だと思うが、現場で確認するしかない。本丸の西側を回り込むように道が付けられていて、南側から門を通って本丸に達する。しかし本丸の南側の二の丸の方が僅かな登りになっていて高そうなのでそちらに向かう。体感的には城跡の南端の隅櫓が最高地点と思われた。

 城跡南端のさらに南側には深い杉の植林帯が広がっているが杉で視界が無いために、ここより高い場所があるのか分からない。そこで植林帯の中へ入って確認することに。城跡南端と杉植林の間には明瞭な空堀あり。植林帯は明らかに城跡より低くなっていて、南に向かって緩やかに下っていた。これで城跡が山頂であることが確定した。

 城跡に戻って本丸を訪問することに。桝形門と本丸門の2つの門を潜ると広く平坦な本丸跡に到着。今は礎石しか残っていないが当時は建物がいくつかあったようだ。

 この本丸で今まで見たことが無い種類のスミレを発見。大きさはタチツボスミレと同程度だが色は濃い紫色。花の内側には毛がある。葉は細長く、花や葉が付いた柄が地面から直接生えている。以上の特徴から本家本元のスミレと同定したが100%自信があるわけではない(細かな種類でスミレという種があるとは知らなかった)。スミレの同定は難しいのだ。なお、地元の長野県内ではこれは見たことがない。

 帰りは往路を戻る。道路脇の立ち木が開けた場所から下界を見下ろせたが、今は水田に水が張られて田植えの準備作業中だった。往路には気付かなかったが工事の重機の背面は何故かウサギの写真でラッピングされていた。塗装よりはコストがかかっていないと思うが、それでもそれなりの金額はかかっているだろう。経営者の趣味だろうか? 私だったらウサギではなく猫で決まりである(笑) DJF氏なら黒ラブとインコかな。

 

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